top of page

十一面観音への祈り

  • 14 時間前
  • 読了時間: 2分

 個人的に数年前から寺社仏閣巡りと共に仏像鑑賞にも少し興味を持つようになり、これか

らの季節は少し足を延ばして、遠方にある仏像を拝観できればと考えています。


 一口に仏像と言っても、色々な仏様がおられますが、私が好きな仏像は十一面観音菩薩です。ご存じのように頭上に化佛を頂き、10種類の現世での利益(十種勝利)と4種類の来世での果報(四種功徳)をもたらすと言われる仏様です。


 有名なものは奈良県桜井市にある聖林寺の十一面観音でしょうか。かのフェノロサが東洋のヴィーナスと称した均整の取れた仏様です。近江の湖北地方にある渡岸寺の十一面観音も有名です。こちらはどちらかといえば艶っぽいお姿の仏様です。どちらも国宝ですので、現在は保管庫にてしっかりと管理されておられます。


 余談ですが、一般に国宝に指定されるには、仏像の一部が欠損していたりすると難しいとのこと。幾多の戦火を潜り抜けた仏様には、その仏様を守ってこられた村人や寺社の方々の苦労があり、ある時は川に沈め、ある時は土に埋め、寺は消失してもご本尊は人々の手によって守られてきた歴史があります。頭上に細かい化佛を頂く十一面観音菩薩が、その一部を全く欠損することなく、現在私たちが目にする機会を持てていると思うと、人々の仏様への信心の深さに圧倒される思いです。


 そんなことにも思いを馳せ、皆様も一度寺社に立ち寄られた際に仏像を拝観されてみるのはいかがでしょうか?お気に入りの仏像に出会えるチャンスかもしれません…

コメント


bottom of page