三重の餅街道
- cocorokirakira-day
- 5月30日
- 読了時間: 2分
新緑が眩しい季節になりました。
風に誘われてドライブをしていると、目にうつる木々の青さに心が洗われる気がします。
加えて、いい香りの柏葉、イバラ葉、笹にくるまれたお餅を頂くと、さらに心がウキウキ弾みます。
私の周りには、おいしい餅菓子がたくさんあることに気づきました。
桑名の「なが餅」は、かわが芳しくて、とても気に入っています。二軒のお店がありますが、皆さんはどちらの方がお好みでしょうか?
津の「けいらん」は、黄やピンクのもち米の飾りの見た目がかわいく、黒糖餡がとてもおいしいです。
「さわ餅」は、明和のお餅?それとも伊勢のお餅?食べごたえのあるお餅です。私はよもぎ風味のものが好きです。
伊勢に来ると、「赤福」「お福餅」「へんば餅」「二軒茶屋餅」(地元では「ひよこ餅」と呼んでいます)が有名どころ。「くうや餅」は、一度販売されなくなりましたが、再びのお目見えが叶い、嬉しい限りです。
大台の方には、「ないしょ餅」があって、私の好きな餅菓子のひとつです。

ちなみに「いばら餅」の件。人から聞いたのですが、「かしわ餅」とも言うそうで、三重をはじめ、柏葉が手に入りにくい西日本の地域で代用としてイバラの葉を用いて作られたとか。全国的な食べ物だと思っていた私には、とっても意外な事実です。それとこの餅、県内でもいろいろな呼称があって、松阪界隈では、「イバラマンジュウ」、津市界隈では、「イバラモチ」、東紀州地域では「オサスリ」、北勢地域では「ガンダチモチ」、亀山市では「ドウカンモチ」、伊賀地域では「イバラダンゴ」と呼ばれるそうです。
また、「野上り」とは、田植えなどの農作業の終わりを祝う行事なのですが、その行事にちなんでこの時期に食べられるため、「ノアガリマンジュウ」とも言われるそうです。
お伊勢参りのお蔭で、三重には餅街道があります。まだまだ私の知らない餅菓子があると思うので、ひとつずつ味や香りを確かめていきたいと思います。楽しみが、またひとつ増えました!!
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